南流山の家
House in Minaminagareyama
風が抜け、光と影が遊び、視線は内外に抜けて子供達の遊ぶ姿やその先の庭の緑や青空を望むことが出来る住まいです。当たり前のことですが、恒常的な環境や安定を求める都市の生活だからこそ、逆に静寂のあるこのような自然体の暮らしを大切にしたいと考えています。建物まで引きをとり建て主の祖父母が残してくれた庭石を生かして石と緑のアプローチを新たに構成して、道行く人の目を休める街のポケットパーク的な佇まいとしました。竣工時、庭石に乗って喜々として遊ぶ子供達の姿に、遥か昔の自分を重ね、胸が熱くなったことを思い出します。
所 在 地 :千葉県流山市
完 成 年 :2017年10月
構造規模:木造2階建て
敷地面積:187.38m²
建築面積:65.35m²
延床面積:101.88m²
photograph
Taku Hata