今年の夏休みはカミさんと一泊で青森へ行きました。
一日目は青森県立美術館や三内丸山遺跡を見て歩き、ホテルでは温泉とリオオリンピックTV観戦。
二日目の朝は奥入瀬渓流を二人でゆっくりと歩きました。前夜から早朝に降った雨と朝日をたっぷりと浴びて、ブナ林の緑や苔や川面がキラキラキラキラと輝き、この場所に居るだけで心と体が浄化されていくような、豊かで美しい空間でした。

具体的な場所に、設計者の試行錯誤した「手」と職人さん一人一人の「手」が一つに集積することで、心を豊かにする美しい空間が草木のように土中から生まれてくるのではないかと思っています。これからも人の居場所づくりや自分が感じたことなどを、紹介していければと思います。

写真は、今年５月にフィンランドで見たブリュックマン設計の「復活の礼拝堂」です。この場所の光と人の心をデザインした見事な建築でした。